カッティングマシン徹底比較!選び方のポイント
カッティングマシンとは、自分で作成した文字やデザインのデータをペン型カッターでカットすることのできる機械です。別名カッティングプロッターとも呼ばれています。
看板やウィンドウディスプレイなどのサイン関係にはステッカーシート、Tシャツなどのアパレル関係には熱をかけて布に圧着できるアイロンプリントシート(熱転写ラバーシート)、紙を切るすることもできるので(※機械によっては紙のカットに向かない機種もあります。)カッティングマシン1台あれば様々なものを作ることができます。
その中でも、小型カッティングマシンはハンドメイド・DIYなど趣味使用のご家庭用から、幼稚園・小学校などの教育現場、店内POPやディスプレイ・少量のオリジナルグッズ作成用のビジネス使用など幅広く使われています。
この記事では、そんな家庭用カッティングマシンの特長を機種ごとにご紹介していきます。
目次
1、カッティングマシンを選ぶポイント
2、刃の自動調整&3mmの厚物カット可能!スキャンカットDXシリーズ
3、高度な編集ができる編集ソフト付属のシルエットカメオ4
4、スキャン機能搭載!スキャンカットCM300
5、カッティングのエントリーモデル!シンプルカットにおすすめなシルエットポートレート3
6、プロ仕様の高性能と高精度で差をつけるCE7000-40
7、業務用カッティングマシン"No.1"のコストパフォーマンスCG-60AR
8、カッティングマシン選びならユーロポートにお任せ!
カッティングマシンを選ぶポイント
カッティングマシンには、各メーカーから対応サイズや特長の違う機種が発売されています。
何機種もある中で、何が違うのか、自分の用途に一番合った機種はどれなのかと迷ってしまいますよね?
ここでは、どんな点に注目して機械を選んだ方がいいのかご紹介いたします。
カッティングマシンでどんなサイズのものを切るか
まずはそのカッティングマシンで素材のセットや切ることのできるサイズを確認しましょう。
幅はA4サイズ、A3サイズ、12インチサイズ、15インチサイズの素材がセットできるものから選ぶことができます。
また、長さは各機種で端切れのもの~ロールのものまでと幅が広くなっています。ロールのカッティングを行う場合は、ロールをセットするオプション品の購入が必要になるカッティングマシンもあるので確認してみましょう!
カッティングマシンで何が切れるのか
カッティングマシンは、ステッカーやアイロンシートをカットする用途で使用されることが多いのですが、機種によって刃や設定を変えることで布や革などの厚いもの、プラ板などの固いもののカットが可能になります。
新しい素材のカッティングを行う際は機械にセットできる厚みなのか、その素材を切るのに十分な圧力がかかるのかを実際に切ってみる必要があります。購入前に素材が決まっている時は事前に素材を用意して理想のカットを行えるのかを確認してみましょう!
どのようなデータからカットするのか
各カッティングマシンによってデータの作り方や機械に送る方法が異なります。
手描きのもののカッティングなのか、画像データからのカッティングなのか、自分でイラストレーターなどのデザインソフトでデータを作成してのカッティングなのか。
どのような方法でカッティングするデータを作成するのかから機種を選ぶことも効率よく作業をするために必要です。
刃の自動調整&3mmの厚物カット可能!スキャンカットDXシリーズ
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ScanNCut DX
SDX1010EP / SDX1000
/SDX85brother
価格:
SDX1010EP 68,750円(税込)
SDX1000 65,780円(税込)
SDX85 60,500円(税込)
スキャンカットのハイスペックモデルSDXシリーズはこれまでのスキャンカットと同じくスキャン機能を搭載しています。
さらに、素材の厚みを感知して刃の出し量等を自動設定する自動ブレード調整や最大厚さ3㎜までの素材がカットすることができるようになっており、より簡単に幅広くカッティングを行うことができます。
また、SDX1010EPモデルはユーロポートだけの限定カラー仕様。機能はSDX1000と同等ですがトレース機能をバージョンアップさせるアドバンスドイメージや便利な作業道具が付属しており、通常よりもお得になっています。
発売年 | 2018年 |
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最大カカッティングサイズ | 30cm幅×30cm長 (別途ロールフィーダー:3m長) |
カット厚さ | 3mm以下 ※メディアによっては切れない素材もあります。 |
対応OS | Win7/8/10・Mac OS X 以上 |
トレース機能 | スキャナー+ソフト |
トンボカット | スキャナー |
イラストレーターからのカット | 可能 |
高度な編集ができる編集ソフト付属のシルエットカメオ4
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silhouette CAMEO4
silhouette (GRAPHTEC)
価格: 32,890円(税込)
シルエットカメオは専用のデザインソフトウェアでカットのデータ作成からカット設定まで全て行うことができるのが魅力です。より細かい高度なデザインをしたい時のアップグレードやイラストレーターからそのままデータを送れるソフトウェアなども豊富でオプションが充実しています。
また、異なるブレードを同時に2本装着することができる2ペン対応で、素材の変更やハーフカットとダイカットの切り替えの際にツールを付け替える必要がないので効率的に作業を行うことができます。さらに、ロールストッカーが内蔵されており、ロールをそのまま装着することができるのでムダなくシートを使用することができます。
発売年 | 2019年 |
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最大カッティングサイズ | 30.5cm幅×3m長 |
カット厚さ | 0.5mm以下 (クラフトブレード使用時 : 最大3mm) ※メディアによっては切れない素材もあります。 |
対応OS | Windows 10 / 8.1 、Mac OS X 10.10 以上 |
トレース機能 | 可能(付属ソフト) |
トンボカット | 可能(自動) |
イラストレーターからのカット | 可能(別途ソフト) |
カッティング速度 | 300mm/s |
スキャン機能搭載!スキャンカットCM300
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ScanNCut CM300
brother
価格: 36,800円(税込)
スキャンカットシリーズの魅力は何と言っても機械本体にスキャナーが付属している所です。
このスキャン機能により、色の濃淡でデザインを判別して自動でカットラインを作成するので、パソコンを使用しなくてもカッティングを行うことができます。
手描きのイラストをそのままカットできるので、保育園やファブカフェなどで多く使用されています。パソコンでデータを作成、UBSで機械にデータを送ることも可能なので、プロ・アマ問わず人気の機種です。
発売年 | 2015年 |
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最大カッティングサイズ | 30.5cm幅×30.5cm長 |
カット厚さ | 0.5mm以下 ※メディアによっては切れない素材もあります。 |
対応OS | Win7/8/10・Mac OS10.7以上 |
トレース機能 | スキャナー+ソフト |
トンボカット | スキャナー |
イラストレーターからのカット | 可能 |
シンプルカットにおすすめなポートレート3
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silhouette Portrait3
silhouette (GRAPHTEC)
価格: 22,990円(税込)
シルエットポートレートは206mm幅に対応したカッティングマシンです。
性能はシルエットカメオ3と同等でありながら、コンパクトなサイズと設定がシンプルな1ペン仕様、比較的お求めになりやすい価格なのでカッティングマシンを初めてお使いいただく方のエントリーモデルとして、シンプルにカッティングを行いたいという方におすすめです。
発売年 | 2021年 |
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最大カッティングサイズ | 20.6cm幅×3m長 ※195mm幅シートのご使用時は付属品のカッティング台紙を使用してカットしてください。 |
カット厚さ | 0.5mm以下 ※メディアによっては切れない素材もあります。 |
対応OS | Windows 10 / 8.1 、Mac OS X 10.14 以上 |
トレース機能 | 可能(付属ソフト) |
トンボカット | 可能(自動) |
イラストレーターからのカット | 可能(別途ソフト) |
カッティング速度 | 100mm/s |
プロ仕様の高性能と高精度で差をつけるCE7000-40
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CE7000-40
GRAPHTEC
価格:138,600円(税込)
CE7000-40は上位機種並みのカッティング精度を持ったマシンです。
カットスピード、カット圧、精度ともにハイクラスで、他の小型機種では切れなかった小さいデザインのカッティングや、カット速度を重視する方におすすめです。
個人の趣味で使用していたカッティングマシンからお仕事としてカッティングを行う際などのステップアップとして最適な1台です。
また、素材に合わせて刃やホルダーの交換ができ、幅広い素材のカットが可能です。
発売年 | 2019年 |
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最大カッティングサイズ | 37.5cm幅×50m長 |
カット厚さ | 0.25mm以下 ※メディアによっては切れない素材もあります。 |
対応OS | Windows 10/8.1 Mac OS X 10.6 ~ 10.11 / macOS 10.12 ~ 11 (10.6 はGraphtec Studio のみ対応) |
トレース機能 | 可能 |
トンボカット | 可能 |
イラストレーターからのカット | 可能 |
カッティング速度 | 600mm/s |
業務用カッティングマシン"No.1"のコストパフォーマンス CG-60AR
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CG-60AR
Mimaki
価格:149,600円(税込)
「CG-60AR」は最大カット幅606mm幅のプロ用カッティングプロッターです。
ミマキエンジニアリング社「CG-60SR3」の後継機で、カット圧やカット速度が向上し、より高精度のカットが可能です。
価格は以前のモデルよりお求めやすくなっており、さらにユーザーに寄り添った設計になっています。
ビジネス用途としては断トツにオススメの一台ですが、ホビーユースとしてもよりクオリティの高いカット精度を求める方にはぴったりな一台です。
発売年 | 2022年 |
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最大カッティングサイズ | 60.6cm幅×51m長 |
カット厚さ | 塩ビシート(厚さ0.25 mm以下、 ラミネートを含む) ※メディアによっては切れない素材もあります。 |
対応OS | Windows 10/10 (32bit)/ 10 (64bit)/11 |
トレース機能 | 不可 |
トンボカット | 可能 |
イラストレーターからのカット | 可能 |
カッティング速度 | 730mm/s |
サイズに合わせて選べるステカシリーズ
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STIKA SV-8/SV-12/SV-15
Roland
ステカシリーズは2022年販売終了しました。
カッティングマシン選びならユーロポートにお任せ!
ユーロポートはお客様にご安心してご購入いただくために様々なサポートを行っております。
使用用途に合った機種選びのご相談や、機械のノウハウを熟知したスタッフによるアフターサポートなど日本最大のカッティングマシン専門店だからこそできるサービスばかり!
おかげさまで年間5,500台以上のカッティングマシンを販売し、ご使用いただいております。
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- 【ツアー内容】
- 開催時間:11:00~12:00
- ※開催スケジュールは申し込みフォーム内「参加希望日」をご参照ください。
- ・動画にて小型カッティングマシン機種比較
- ・実機でのデモンストレーション
- ・チャットにて質疑応答
- ※1時間程度を見込んでおります。
購入後の使い方などのサポートをご希望のお客様は、下記リンクのフォームよりお問い合わせください。
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有償ではございますが、ユーロポートではお客様の希望する素材を実際にカットできるかご購入前のカットテストを承っております。
テスト結果返送時に当サイトでカッティングマシンご購入時に使用できる1,000円分のクーポンコードを同封いたします。
■素材1枚(A4以内):1,000円+税
+代引き手数料
※送料を含めた金額です。
※テスト結果郵送時、代引きにてお支払いをお願いいたします。
ユーロポートなら安心!購入後のサポートも!
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マニュアル通りにやっても設定ができない!
操作が間違っているのかな?
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いきなりカットができなくなっちゃった・・・
どうして?
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新しくオリジナルTシャツづくりに挑戦してみようと思うんだけど、どうやってやればいいの?
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この素材を切るのに、
おすすめの道具は何かな?
-
専門スタッフがお答えします。
なんでもご相談ください!
まとめ
さて、小型のカッティングマシンをご紹介してきましたがいかがでしょうか?
カッティングマシンはカットする素材を変えるだけでオリジナルグッズ作成や、仕事での使用など、様々なシーンでお使いいただける機械です。
この記事を参考に用途や使用環境に合ったカッティングマシンをお選びいただければと思います!