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UVプリンターで既存商品に印刷!ノベルティ、オリジナル商品の幅を広げよう!

2020年11月10日

「With コロナ」という言葉のように、コロナウイルスといかにうまく生きていくかが重要な世の中になりました。そんな世の中で手洗いうがい、消毒や飛沫防止といったことが重要ですね。
外出するとき除菌・抗菌クリーナーなどを持ち歩く人も増え、抗菌グッズの需要が高まっています。

そこで今回は抗菌グッズに印刷してノベルティを作っていきます!
使用するのはローランドDG(Roland DG)社製 UVプリンター「LEF2-300」です。

LEF2-300

UVプリンターの特長

その前にUVプリンターの特長を簡単にご説明します。
UVプリンターを一言で表すなら「素材を選ばず、どんなものにも印刷できる」ことです!

UVプリンターはUVライトを当てることにより硬化するUVインクを使用しているため、どんな素材にも印刷することができます。そのため、これまで印刷が難しかったアクリルや皮革、プラスチックなど、多種多様な素材にも印刷することが可能です。

UVプリンターの特長

UVプリンターの用途は幅広いですが、主に既存商品に印刷し、スマホケースやアクリルキーホルダーなどノベルティやオリジナルグッズの製作に多く使われます。

作成例

※今回使用する「LEF2-300」は最大700(W)×330(D)×100(H)mmのものまで印刷することができます。

抗菌パッドケースに直接プリントする

それではUVプリンター「LEF2-300」で抗菌グッズに印刷していきます。
今回使用するのは、こちらの抗菌パッドケースです。

抗菌パッドケース1

特長はABS樹脂と呼ばれるプラスチック素材。高さが約1.6cmあります。

抗菌パッドケース2

データづくり

まず抗菌パッドケースを配置する治具を作ります。
「…治具ってなに?」と思いましたよね?治具とは印刷物を固定する型のことです。

UVプリンターの印刷は位置合わせが非常に重要なので、治具を使って印刷物がずれないようしっかりと固定して印刷する必要があります。

作り方は、3枚のアクリル板をレーザー加工機でそれぞれ切断し、接着します。
そのため3層それぞれのAdobe Illustratorなどのデザインソフトを使用し、データを作成します。

レイヤー1

レイヤー2

レイヤー3

次に、先ほど作成した治具のデータに印刷したいデザインデータを治具の位置に合わせ、配置します。

レイヤー4

配置ができたら、最後に治具のデータを非表示にして完成です!

治具データを非表示

治具に抗菌パッドケースを配置する

先ほど作成した治具を使用していきます。

治具

まずはこの治具自体の位置合わせを行います。
紙に治具と同じ大きさの枠(1層目)を印刷します。

そこに治具を置き、マスキングテープでしっかりと固定していきます。
あとは治具に印刷したいものをセットするだけです。

マスキングテープで固定

印刷スタート

印刷していきましょう。

印刷

青く光っているのがUVライトです。
このライトが当たり素材の上に乗ったインクが硬化することによって印刷ができます。

印刷完了1

プリントができました!
印刷位置もぴったりで思い通りの印刷ができています。

印刷完了2

インクを乾燥させる必要がないため、印刷後すぐに使用することができます。

印刷後すぐに使用できます

2回目以降の印刷は治具に印刷したいものを置くだけなので作業効率がすごく良いです。

2回目以降

UVプリンターによるアクリルパーテーションの活用方法

人と対面で会話をする際は飛沫防止パーテーションが不可欠になってきました。
そこでアクリルパーテーションにUVプリンターで印刷して活用してみませんか?

UVプリンターで会社のロゴやソーシャルディスタンスを促すデザインを印刷したり…。

パーテーション1

パーテーション2

また飛沫防止を促す以外にも、商品の入れ替わりが早い飲食店などのメニューや広告を小ロットで印刷したりもできます!

パーテーション3

無機質だったパーテーションもUVプリンターによってかなり印象が変わると思います。

まとめ

UVインクの良いところは素材を選ばず印刷ができるところです。

素材を選ばないということは、デザインと材料の数だけ製品の幅を広げることができるということ。
必要な時に、必要な数だけ印刷することでサンプル作成や世界に一つだけのオーダーメイドに最適です。
また、UVプリンターはプリントビジネスで「商品数を増やしたい」「グッズ製作の幅を広げたい」という方にオススメの小ロット多品種なオンデマンドプリンターです!

皆さんもUVプリンターを活用して、様々なものに印刷してみてくださいね!