お問い合わせ
閉じる

取り扱いメーカー

  • Roland
  • Mimaki
  • EPSON
  • brother
  • hp
  • RISO
  • GRAPHTEC
  • MUTOH
  • RICOH
  • GRAVOTECH
  • Mastermind
  • NEWMIND
  • diferro Calenders
  • リンテック株式会社
  • 桜井株式会社
  • 3M
  • 中川ケミカル
  • 東洋インキ
  • ニチエ株式会社
  • ORAFOL
  • AVERY DENNISON
  • chemica

導入事例

ユーロポートが選ばれるワケ

  • カタログ
  • アウトレット

シルクスクリーン印刷でTシャツにマーブルプリント

2019年07月17日


今回はシルクスクリーンでプリントTシャツを作成していきます!

普通のシルク印刷をしてもつまらないので、今回は2色のインクを混ぜたマーブル印刷を行っていきたいと思います!!
まずはシルク印刷と聞いてわからない方の為に簡単な説明からしていきますね。

シルクスクリーンとは?

シルクスクリーンとはTシャツプリントシステムでは最もポピュラーなプリント方法です。

網戸のようなフィルムを枠に貼ったスクリーン(もしくは版)と呼ばれるものにプリントとしたいデータの孔(あな)をあけてその孔の部分にのみインクを落として印刷を行います。
1つのスクリーンにつき基本は1色のみしか印刷できないので使いたい色数に応じてスクリーンの数も増えていきます。
また、インクの種類を変えることでTシャツなどの生地の他に、ライターなどのプラスチックやラバーバンドなどのシリコン素材にも印刷が可能になっております。
1枚当たりのコストについては、版を作成して印刷を行うので少量印刷すると割高に、大量に印刷する場合は割安になります。

実際に作ってみる

それでは早速版を作る工程【製版】から行っていきましょう!
今回は理想科学工業製 RISO QS200を使用してデジタルスクリーンというシステムで作っていきます!

デジタルスクリーン印刷とは網目状のフィルムと熱で収縮するフィルムを張り合わせた特殊なフィルムを使用して印刷したい部分のみ熱をかけて孔をあける製版方法になります。

機械がデザイン通りに孔をあけてくれるので製版における技術が必要なく、リピート注文が来た際にも同じデザインを製版することが出来ます。その為職人の方が行っている【置版】(よくリピートが来る版を保管すること)が不要になります。

データ作成を作成しよう

印刷データを作成していきます。
QS200は製版するデータを白黒の強弱で判断しています。
その為、印刷したい場所は黒く、残したい部分は白くします。

また、製版の際にPCからドライバーで出力を行う為、illustratorから直接製版を行う事が出来るのでソフトを覚える必要もありません。

版を貼ろう

それではフィルムをフレームに張っていきましょう!

今回使用するクイックフレームは通常のフレームとは違い紗張機を必要とせず、フレームに版を固定し、六角レンチで閉めるだけで簡単に張ることが出来ます。その為、初めてシルク印刷を導入する方には大変おすすめです。

版に孔をあけよう

最後に版に孔をあけて製版は完了になります!
QS200に紗張りをしたフレームをセットし、ズレないように固定したら準備完了です!PCから印刷したいデータを流しましょう!

600×550mmの枠であれば1分~2分で製版が完了します!
かなり早いですね。

機械の中をのぞくと白い棒のようなものが出てきており、この棒が熱を発して印刷したい部分のみに熱を当てて孔をあけていきます!

完成しました!
次はいよいよ印刷を行っていきます!!

印刷をしよう

それでは印刷を行っていきましょう!

まずは先ほど製版した版を刷り台にセットします。
その後Tシャツを着せて印刷したい位置に調整します。

位置合わせが完了したらTシャツを脱がしてインクを版に乗せていきます。
今回はマーブル印刷を行うので左右に異なるインクを乗せていきます。
境界線のみ軽く混ぜて刷っていきます!

綺麗にグラデーションが出来ていますね!
ゾルインクを使用しているので熱乾燥して完成になりますが、インクが生地につかないように中間乾燥機で仮乾燥をさせていきます。

これで表面が乾いたのでプレス機またはコンベア乾燥機で仕上げ乾燥を行い完成になります。

Tシャツ1枚当たり2~5分で完成することが出来るので大量生産にも向いています。
是非ご検討くださいね!

 もっとくわしく!動画編はこちら