高い精度を誇るレーザー加工は、対応できる素材や加工法の多さから様々な業界から注目を集めています。
ひと昔前は、業者が使う高価な機械のイメージでした。しかし、最近では小型でお手頃なタイプのものも増えたため、個人で利用される方も多くなってきました。

それではレーザーの種類や加工機の使い方、どんなメリットがあるのかを見ていきましょう!

レーザー加工機で使用されているレーザーの種類

レーザー加工機とは、レーザービームで素材に彫刻を施したり、切断・マーキングしたりする工作機械のことです。
レザーやアクリル、木材・紙・ラベル・ゴム・金属などを加工できる素材はレーザーの種類によって違います。

CO2レーザー

別名「炭酸ガスレーザー」とも呼ばれる二酸化炭素を媒体とした気体のレーザーです。
レーザー加工機で最も多く使用されています。材料に熱をかけて加工し、金属以外の素材に対応しているので卓上・小型タイプから業務用まで揃っています。

ファイバーレーザー

触媒にルビーやガラスなどを用いた固体レーザーです。
先ほど紹介したCO2レーザーに比べてランニングコストが抑えられ、銅や真鍮などの金属加工に向いています。

YAGレーザー

「Y(イットリウム)」、「A(アルミニウム)」、「G(ガーネット)」の頭文字をとり、YAGと名が付いた個体レーザーです。
狭い範囲に熱を集中させて歪みの少ない高精度の加工が特徴で、自動車部品や医療器具などの加工に使われます。

レーザー加工機を利用する基本の操作手順

加工が難しいイメージがあるようですが、実はかなり簡単です。
そこで基本的な操作手順について説明していきましょう。

レーザー加工機を使用するために必要なもの

・レーザー加工機
・パソコン
・加工したい素材(製品)
・デザイン(図案)

上記の4点が必要となります。

レーザー加工機の利用手順

PCからプリントアウトする要領とほぼ同じの利用手順なので、非常に簡単です。

①Illustratorなど画像処理ソフトで加工データを作成。

②レーザー加工機に加工する素材をセットする。

③パソコンで加工素材に合わせたパワーやスピードの設定をする。

④レーザー加工機にデータを流し、加工が終了すれば完成です。

加工したいサイズや素材に合わせたレーザー加工機選びを

「さっそくレーザー加工を導入したい!」と思っても、どれを選べば良いのか迷うものです。
「何を作りたいか」を明確にして、加工サイズや素材に対応している機種を選びましょう。紙を一度に大量加工できる・ジーンズのダメージ加工ができるなど特殊なレーザーもあるので必要に応じてチェックしておきましょう。

レーザー加工機を利用するメリットは

レーザー加工機で得られる4つのメリットをご紹介します。

ランニングコストがあまりかからない

レーザービームで加工しているので、替え刃やインクなどの消耗品が必要ありません。
また、データをそのまま反映させるため型や版も不要で、低コストで運用できます。
必要なものは電気代のみと、費用対効果がかなり高いと言えるでしょう。

メンテナンスや日々の手入れが簡単

基本的に特別なメンテナンスが必要ないので、お手入れがとっても簡単です。
仕上がりをキレイにするために日々清掃は必要ですが、毎日分解して洗浄したり特殊な薬液を交換したりなどの手間はありません。

プリンターと同じように簡単に操作ができる

慣れてしまえばプリンター感覚で出力・加工ができます。
データ作成も専用のソフトではなく、illustratorやPhotoshop、フリーソフトのGIMPなどがそのまま使えるので汎用性も抜群です。

微細な加工や複雑な形状の加工が可能

レーザーが出る部分と素材が接触する事ないので、紙などの柔らかい素材や薄い金属、曲面への加工など複雑で繊細なデザインでも高い精度で加工できます。

高い精度を誇るからこそ、複雑なデザインを正確に加工できます。
そのうえ、取り扱いやお手入れも簡単なので、多くの業種から高い注目を集め続けているのです。

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ユーロポートでは初めての方でも使いやすいエントリーモデルから、業務用、特殊な加工に特化したものまで幅広いレーザー加工機を取り揃えております。
導入の際に必要な集塵機などの周辺機器の取り扱いもございます。
日本最大級のサイン&ディスプレイのショールームで実際に見て触れて選ぶ事も可能です。豊富な導入事例もありますので、ぜひお気軽にご相談ください。