大人気の小型カッティングマシンの中で、最もコンパクトなステカSV-8。
20㎝幅のシートをカットするのにぴったりな機種です。
今回はステカSV-8を使用して、一年中活躍するTシャツにプリントしていきます。
シンプルイズベスト!ロールシートカットに必要なもの。
今回用意したものはこちら。
・ステカ SV-8
・真っ白なロールシート(艶消ラバーシート【RMG】シリーズ 20cm幅)
・ロールシート置台
・シリコンペーパー
今回は一枚切りっぱなしのシートではなくロールシートをそのままセットして使用するのでロールシート置台を準備しました。
そしてプリントするための大きめの無地のTシャツと、白いシートから連想してこんなデータをつくりました。
このデータをカットしてアイロンプリントしていきたいと思います。
SV-8でカットする
まずシートをステカにセットしましょう。
ロールシート置台はステカの手前に置きます。台の上にロールシートをおいてシートの端っこを引っ張ってステカにまっすぐにセットします。
アイロンシートですので、保護フィルムが貼ってある面とは逆のほうを上に向けてくださいね。
そして、テストカットをします。
刃の摩耗具合やシートの種類によって微妙に刃だし量も切れ具合も変わってしまうので重要です。
illustralorにもどります。
しろくまのデータ、横幅が160mm以下になっているか確認したら「Roland CutStudio」から「CutStudioに出力」をクリック。
160mm以下にするのは、SV-8はA4のシートがセット可能ですがカット範囲が幅160mmだから。
データを作る際にも注意が必要なポイントです。
CutStudioに飛んだらそのまま「カット」ボタンを押してそのまま「OK」をクリック。
トンボがない場合はこれだけの操作でOKです。とっても簡単ですね。
ただし、カット設定で「鏡面」にすることをお忘れなく!
カットが始めればあとは終わるのを待つだけです。
ロールシート置台に置いておくだけでロールシートくるくるまわってシートがスムーズに送られていきます。
こちらが上から見た様子。
こうしてみるとSV-8はやっぱりとてもコンパクト。作業台のスペースを有効活用できます。
ついに圧着!カッティングシステムでTシャツが完成!
カットが終わったらシートをステカからはずし、必要な部分をロールから切り離してカス取りをします。
カス取りが終わったら用意したTシャツにあててみましょう。
Tシャツへ圧着するときの配置って意外とむずかしかったりするのですが、上下ど真ん中ではなく思っているより上のほうに配置するのがポイントです。
傾かないように確度もしっかり調整しましょう。
さらに、シャツの襟や縫い目などの段差のある部分をプレス機からにがしてやりましょう。
段差部分がプレス面にあるとプリント面にかかる圧力に差が出てしまってうまくできないこともあるため、できるだけ平坦な面をプレスしましょう。
どうしても難しい場合などはこのゴムマットをシャツの中に入れて平らにします。
Tシャツがセットできたら、温度と圧力を設定
シリコンペーパーをかぶせたらプレスします。
約20秒間くらいあてます。
だいたい20秒経過したら、プレス機のふたを上げて、シリコンペーパーははずし、熱いうちにフィルムをはがします。
さて完成が近づいてきましたよ。まだここでは終わりではありません。
最後の仕上げをします。
またまたシリコンペーパーをかぶせ2秒ほどあてたら完成!
この最後のシリコンペーパーをかぶせての2秒が肝心なのです。
これでしっかりTシャツ生地とシートがなじんだのではないでしょうか。
以上、ステカで作るTシャツプリント工程をご紹介いたしました。