最近ではあらゆる分野で発展しているクラウドサービスですが、印刷業界でもHPより「HP Print OS(プリントオーエス)」が提供されています。これまで印刷業界を中心に展開してきたHP Print OSですが、大判プリンターユーザー向けにも展開しております。多くの企業で採用されているHP Print OSとは何か、どんなメリットがあるのかをご存知ですか?ここでは基本的なシステムの内容と実際に出来る事を中心に、どのようなソフトなのかをご紹介していきます。
HP Print OSとは何か
HP Print OS(プリントオーエス)とは、印刷工程を管理してくれるクラウドベースのオペレーティングシステムです。HPのラテックスプリンターを導入しているのなら基本的には無料で使用できます。プリンターの性能を最大限に引き出してくれるアプリケーションを使うことで、印刷工程の簡素化と自動化により生産性の向上が図れるシステムとなっています。
「無人印刷」を導入できる!
クラウドによって印刷機のパフォーマンスを監視できるため、その場に人が居なくてもアプリケーションを利用して無人印刷を導入する事例もあります。例えば退社後に印刷作業を進められれば、生産性もUPし、人件費の削減にもつながります。HP Print OSには遠隔アラート通知機能が付いているので安心して無人印刷を導入できます。
レポート機能が便利!
印刷の履歴レポートが出力されて「どのような状況なのか」を確認して、問題点や改善点を直感的に見つけられます。無駄な印刷をしていないか、時間が掛かり過ぎていないかなど、コストに直結するデータを確認しながら、運用の見直しや業務改善に取り組めます。これらのデータが可視化されると社員の意識改革にも役立ちます。問題の改善に早く取り組めるため費用対効果も抜群です。
色調整の運用改善もスムーズ!
複数のプリンター間においても、HP Print OS によってメディアプロパティを簡単に共有し、 一貫性を維持した印刷品質が保てます。これまで印刷機ごとに設定していたプロパティを一元管理できるので、作業性も高まりエラーを最小限に抑えられます。
リピート案件・長尺案件の情報共有が簡単にできるので、いつでも品質にムラが無く同じものが作れるようになります。
分散運用(分離発注)の開始
社内Latexプリンター間の分散運用だけでなく、協力会社間との分離発注においても、均質な印刷品質と運用管理が行えます。
遠隔操作でのサポート
Webブラウザーまたはモバイルアプリケーションを通して365日24時間いつでもどこからでもプリンターを遠隔操作ができます。その場に居なくても、リアルタイムのデータを分析できるのでトラブルが起こっても安心です。クラウドプラットフォームならではの機能なので、導入することで大きなメリットを感じるはずです。
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印刷業界において様々な役割を果たしてくれる「HP Print OS(プリントオーエス)」は、すでに世界で1,500社以上のユーザーが利用しており、今後のデジタル印刷業界において強みを生かし更に成長していくサービスだと言えるでしょう。