近年、デザイナーの方や個人事業主の方が個人でアパレルブランドを設立する事も多くなってきています。
そのため、競合との差別化、小ロット多品種でのオリジナルウェアを作りたいという方が多く、縫製から行う全面の昇華プリントウェアの需要も高まっています。
大型昇華システムを導入することで、そのようなお客様にスピーディーに対応することが出来ます。
また、大ロットの本生産は外注に、サンプルは社内で素早く制作してお客様提案を行うなど幅広い運用が可能です
今回は大型昇華転写システムを使って実際にアパレルを作っていきます!
まずはデータ作成
まずはデータを作成していきます
始めてウェアを作成する方は型紙レシピなどを入手してそちらを参考に作成して
今回はドルマンスリーブを作成していくので、前身頃、後身頃、襟の3パーツ作成しました。
今回はドルマンスリーブを作成していくので、前身頃、後身頃、襟の3パーツ作成しました。
通常のウェアの場合は袖などが必要になります。
印刷開始!
まずは転写紙にデータを印刷していきます。
今回はSC-F6200を使用して印刷を行います。
ユーロポートでは新機種のSC-F6350も販売しておりますので下記バナーよりご覧ください。
印刷が完成したら半日程転写紙を乾燥させます。
乾燥をしっかり行わないと転写した生地に滲み、ぼやけが発生しますので注意が必要です。
生地に転写
それでは生地に転写を行っていきます。
転写をする際は地の目に注意して作業してください。
「地の目」とは生地の縦糸、横糸の方向のことを言います。
これが斜めになっていたり縦横が逆ですと縫製を行った際に型崩れの原因になりますので注意が必要です。では大型プレス機Zeusで熱プレスを行っていきます。
プレス時間は約30秒程です。
温度、プレス時間で生地の色味が変ってきますので全ロット必ず同じ設定で転写を行いましょう。
キレイに転写できましたね。
転写後はポリエステル生地が伸びやすくなっているので生地をつままずに持ってください。
生地が冷めたら縫製を行っていきます。
縫製してみた
それでは縫製を行っていきます。
今回はロックミシンを使用して縫製していきます。
袖等のパーツが無いので前身頃、後身頃の全体を縫えば完成になります。
縫製は大体30分程で完成しました。
サンプルであれば翌日出しなど可能になりますね。
今回は昇華転写でアパレル用品を作成しました。
また、近年のオリンピック、様々な競技のワールドカップなどでスポーツウェアの需要が高まっています。
ユニフォームのクラス単位での内製化や、受注したデザインで生地の転写まで行い、縫製は外注する方など、大型昇華転写のウェアプリントビジネスは多岐にわたります。
お客様の強み、顧客のニーズに合わせて是非導入をご検討ください。