お問い合わせ
閉じる

取り扱いメーカー

  • Roland
  • Mimaki
  • EPSON
  • brother
  • hp
  • RISO
  • GRAPHTEC
  • MUTOH
  • RICOH
  • GRAVOTECH
  • Mastermind
  • NEWMIND
  • diferro Calenders
  • リンテック株式会社
  • 桜井株式会社
  • 3M
  • 中川ケミカル
  • 東洋インキ
  • ニチエ株式会社
  • ORAFOL
  • AVERY DENNISON
  • chemica

導入事例

ユーロポートが選ばれるワケ

  • カタログ
  • アウトレット

ガーメントプリンターの利便性|どんな場面で活躍するの?

2019年07月10日


「ガーメントプリンター」とはどんなプリンターがご存知ですか?

直接衣類にプリントアウトできるプリンターのことで、かなり利便性が高く導入する企業や業種も増えています。
現在アイロンシートやシルクスクリーンでTシャツ制作している人にも一度は検討して欲しいガーメントプリンターがどのような場面で活躍しているのか見ていきましょう。

ガーメントプリンターとは

ガーメントプリンターとは「ガーメント(garment=衣類)」に直接インクジェットプリントして、
オリジナルのTシャツが作れるプリンターのことです。

自宅でも使用している人も多いインクジェットプリンターとはほぼ同じ原理ですが、紙が布に変わったと考えると分かりやすいです。
別名「Tシャツプリンター」とも呼ばれています。

アイロンシート、シルクプリント、溶剤プリントとの違いは?

自作Tシャツを作ろうとしたとき、どの方法で作るのが良いのか比べた経験はありませんか?
そこでこの3つのプリントシステムを様々な観点から比較してみました。

アイロンシートによるプリント方法

・カッターでもカットできるので比較的簡単に始められる
・Tシャツにシールをアイロンなどの熱で定着させるイメージ
・カッティングプロッターを使用すれば大量生産も可能
・版を作らないので、1枚から手軽に作れる
・好きな場所に貼り付けられる
・背番号やゼッケンなどの使われている

シルクスクリーンによるプリント方法

・Tシャツに直接色を塗るイメージ
・版を作るので大量生産が可能になりコストも下がる
・単色または少ない色づかいの印刷に向いている
・プリントが洗濯に強いなど耐久性も高め
・ガラスや陶磁器などにも印刷できる
・盛り上がったプリントなど個性的なデザインを再現できる

溶剤プリントによるプリント方法

・プリントしたシートをアイロンなどの熱で定着させるイメージ
・フルカラー印刷が可能
・メディアを変えればステッカーなど、Tシャツ以外のものが作れる
・白やシルバーのインクもあり、色彩表現が豊か
・強いインクを使用しているので色落ちしにくい



アイロンシートは小ロットまたは試作品に、シルクスクリーンは大量生産に、溶剤プリントはフルカラー印刷に向いているプリント方法です。
アイロンシートや溶剤プリントはカッティング、カス取りなどの手間や、シルクスクリーンは版を複数必要になるなどのデメリットもあります。

ガーメントプリンターのメリット

ガーメントプリンターは生地に直接インクを乗せて図案を描いていくため、何色使っても複雑なデザインでも作業工程は増えません。

例えば、シルクスクリーンなら1色ごとに版が必要になるため色が増えれば時間もコストもかかってしまいます。

またアイロンシートではカットが難しいような複雑で細やかなデザインでもガーメントプリンターなら、
まるで写真を印刷するような感覚でTシャツに出力できるため、デザインの制約が少なく作りたいものを作れるようになります。

また、転写せずに生地に直接印刷しているため、プリント後の手触りや風合いがなめらかなのも特徴です。

グラデーションの表現や、かなり込み入ったデザインのTシャツが小ロットから作れるメリットは
他のプリント・転写方法と比べても一線を画しています。

ガーメントプリンターだからできること

ガーメントプリンターはTシャツ制作だけじゃなく、靴や販促パネルや寝具など様々な素材にデザインを施せるためあらゆる業界で導入されています。

キャンペーンやイベント会場などに設置してその場で印刷するなどのデモストレーションとしても好評です。
ただ前処理剤やプリントされたデザインを定着させるためには必ず熱を加えなければならないため、アイロンプレス機が必要になります。
使用できる生地にもプリント不可なものもあるので、事前に必ず確認するようにしておきましょう。

***

ガーメントプリンターのメリットは、やはり複雑なデザインを1枚からでも作れる手軽さにあります。

他のプリント方法と比べて使いやすく、人件費などの気になるコストを抑えつつ、高品質のオリジナル商品が簡単に作れます。
ガーメントプリンターはあらゆる可能性を広げてくれる印刷方法として今後も期待されています。