自分のデザインをグッズ化して稼ぐ「オリジナルグッズビジネス」。
「本当に稼げるの?」「稼げるって言ってもどれくらいのお金が残るの?」というオリジナルグッズビジネスビギナーに向けて、今回は個人デザイナーの方や店舗でオリジナルノベルティを作る際に活躍しているシルクプリント「マイスクリーンa4(Miscreena4)以下マイスクリーン」 の初期投資の回収の考え方と、いくらで黒字に転じるのかの利益出しシミュレーション表を紹介いたします。
オリジナルグッズビジネスを始めるには機械本体費用や消耗品が必要となり、初期費用が多くかかります。
安定した売り上げを立てるには、これらの初期投資をできるだけ早く回収し、利益を上げることが重要です。
結論から申しますと、オリジナルデザインTシャツを作成し
販売価格設定4,000円で90枚を販売すると、初期導入費の採算がとれます!
オリジナルグッズの内製化はハードルが高く感じますが、どなたでも始められるため、参入のハードルは低いです。では、実際に具体的な機種の紹介を見ていきましょう!
シルクプリント製版機「Miscreen a4(マイスクリーンエーフォー)」とは
マイスクリーンは(1)シルクプリントの(2)版が作れるコンパクトでスピーディな(3)デジタル製版機です。それでは、ひとつずつ説明していきます。
1.シルクプリントとは
フレーム(枠)に張ったメッシュ状の「版」に細かな孔(あな)を作り、孔の部分にだけインクを落として印刷するという、仕組みとしてはとても簡単で昔からある印刷方法です。シルクプリントは同じ版で何枚ものTシャツをプリントできるため、大量生産に向いています。
2.版とは
ステンシルのようにデザイン部分を抜いたイメージです。
この版を繰り返し使い、Tシャツだけでなくバッグやショップ袋など様々な素材に色を変えてプリントをすることができます。ひとつのフィルムで繰り返し約100枚程度の生産が可能です。
3.デジタル製版機 マイスクリーンエーフォーとは
- 約35秒で製版が完了。スピーディな作業が可能です。
短納期な依頼にも応えられ、デザイン試作品の作成などに活躍できます。 - 395(W)×110(D)×89(H)mm、約2.9kgのコンパクトサイズなので場所をとらず持ち運びもできます。
省スペース店舗での活用や、イベントやワークショップでの集客やファン交流としても活用できます。 - 綿やナイロン、木、プラスチック・ゴールドやシルバーインク、発泡インク、蛍光インク、蓄光インクなど、インクの対応素材と色数が豊富なので様々なバリエーションで幅広い表現ができます。
- インテリアに馴染むスタイリッシュな製品デザイン
- 必要なものは印刷を行う素材とインクのみ!その他は全てセットに入っているので届いてすぐに始めることができます。
- 1枚の版から約100枚のTシャツが作成できる高コスパ!原価を抑え効率よく利益を獲得できます。更に受注量によって作成する量も調節できるので在庫リスクも軽減できます。
製版方法
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MiScreen a4本体とパソコンを接続し、データを転送します。
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スクリーンマスター(版)を張ったフレームを本体にセット。本体カバースイッチを押して製版します。
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プリント台に素材を製版済みのフレームをセットします。
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版にインクをのせ、スキージを引いて印刷して完成です。(熱乾燥が必要なインクは熱プレスします。)
マイスクリーンを使ったオリジナルグッズの内製化は利益率が高く、在庫リスクなしで効率良く利益を出すことができます
最近はハンドメイド商品販売サービスのBASEやcreema、minneのような販売チャネルの消費者間で直接取引をする「D2C(Direct to Consumer)」が20~40代を中心に人気となっています。
D2Cのメリットとして、直接顧客への販売をするので、注文に合わせたカスタマイズなどが人気です。
マイスクリーンは作成スピードも速く、お客様の受注に合わせていろいろなカスタマイズに対応できる点がこの市場ニーズに当てはまります。
また上の画像のように1つの版で様々な製品ラインナップを作成することもできるので、豊富な商品ラインナップを魅せることができます。
同様のことを外注で行う場合は「納期が長い」「少ない数の小ロットで作成しようとするとコストが高くなる」「売れないサイズ、売れないボディカラー、売れないインク色の在庫を抱える」といったことがありますが、そのリスクがなくなります。
受注時に必要枚数を作成することができるので、無駄な在庫や出費が少なく利益を着実に生み出すことが可能です。
マイスクリーンを使う際に必要なコスト
では、実際にマイスクリーンでグッズ作成をする場合、必要なランニングコストを確認しておきましょう。
マイスクリーンは必要なものは最初から全てセットに含まれていますので届き次第すぐに使うことができます。また、消耗品としてコストがかかるものは4点あります。
- スクリーンマスター(版) (20枚12,000円 1枚当たり600円)
- インク (100g 450円~)デザインによって変動があります。
- 両面テープ 約200円程度
- 刷りたいプリント素材となるウェアやバッグなど (1枚当たり約300円~)
無地素材はユーロポートでも多数取り扱いがございます。
こちらもぜひご確認くださいませ。
■例:プリントスター 4.0オンス BBTライトウェイトTシャツ(1枚当たり264円)
何枚売れば黒字に転じる?利益出しシミュレーター
さて、ここからが本題です。高品質で作業性も良く、手軽に量産ができるマイスクリーンですが、実際にどのくらい商材を販売すると、黒字に転じるビジネスへ発展するのでしょうか。
今回、製品を開発した理想科学工業(RISO)と共同で作成した「ユーロポートオリジナル試算シミュレーション表」で初期費用を利益に転換する試算をしてみましょう。この表に「Tシャツなどの無地素材の価格」「作成したい枚数」「1枚あたりの単価設定」を入力すると、何枚販売すると機械の購入金額を上回るか利益額を計算してくれます。
試算シミュレーション
- 例:
- デザイン案:3パターン
- 想定販売価格:4,000円想定
- 1枚当たりの利益額:3,672円
- Tシャツ枚数:30枚(S/M/Lサイズ 各10枚)
試算シミュレーション想定データデザイン
下記のようなクラスTシャツのデータでプリントした場合のインク代を想定しております。
※デザインによってインク量が異なりますので、あくまで目安としてお考え下さい。
利益出しシミュレーターのダウンロードはこちら(Excel:243KB)
まとめ
1つの版で30枚印刷を行い、これを3回分すべて販売すると本体導入価格を上回るようです。
そのため3デザインでサイズ違いを10枚販売すると、初期費用は簡単に上回りそうですね!
あとは黒字に転じるのみです。ぜひマイスクリーンを活用してたくさん利益を生み出しましょう!
マイスクリーンはこのようなユーザーに特におすすめです!
- 店舗や個人ブランドでオリジナルグッズやノベルティの作成をしたい方
- 現在、BASEやcreema、minneのようなサイトで好調な売り上げをあげている方
- スピーディに試作デザインを作りたいと考えている方
前述したように、コンパクトで場所も取らないのでワークショップなども可能です。
そのような活動でファンを増加させ、さらにブランディングをすることでより売れる仕組みを確立することも可能です!
購入前にデモンストレーションで実機のお試しも可能です!
ユーロポートでは実機を使ったデモンストレーションも可能です。折角なら納得のいく品質かどうかを確かめたい!という方に向けてデモンストレーションも実施しております。
遠方の方はご自宅からパソコン1つで閲覧できるオンラインデモンストレーションもございます。
ぜひお気軽にお問合わせください。
今回ご紹介した商品
ユーロポートの品揃えならステップアップも可能です!
また、ユーロポートではマイスクリーンの他にもハイエンドのシルクプリント製版機も取り扱っております。
高性能な機種になるほど位置合わせが簡易的となり、写真のような解像度の高いデータもプリントすることができます。ぜひ次のステップアップとしてもご検討ください!